ベンチャー企業について①

役所にいるとき、ITベンチャー企業の育成に関わっていた。

こんな研究会の立ち上げも行った。一人で一から考えた数少ない仕事の一つである。初めはバーチャル・シリコン・バレー(VSV)研究会という名前で始めようとしたのだが、先生の反対にあい、結局ビビッド・ソフトウェア・ビジョン研究会という名前になった。頭文字だけ生き残ったのでちょっと嬉しかった。

正直言って、諸外国と比べて、日本のベンチャー政策は大変充実している。単純に比較することは難しいけれども、どちらが充実しているかぐらいは分かる。金額的、幅広さから言うと、日本より手厚い国なんてなかなか見つからないはずである。

ただ、1点だけ諸外国に比べて絶対に敵わないものがあった。

軍事関連の予算だ。

アメリカを含め、西欧諸国の非常に多くは、軍事関連の政府調達がベンチャー企業から行われている。ベンチャーが持つ非常にニッチで、市場ではすぐに役に立たない技術でも、軍事的に役に立ちそう、ということであれば、すぐに政府が調達する。他国への技術流出を懸念するというインセンティブも働くため、そのバーは非常に低いように感じた。

マンハッタン計画というコンピューターのそもそもの歴史、インターネットやメールの研究等、軍事的な理由で開発された技術は特にIT分野で非常に多いのだ。イスラエルのベンチャーなんかを見ると、驚くほど軍事関連の技術が多い(国全体の軍事費も巨額だ)。

日本は政治的な理由からこれが全くと言って良いほどできない。
これはITベンチャーにとってみるとかなり致命的なのである。

書いてて思ったけど、これってあんまりMBAに関連無いなあ。

もしあんまりヒット数が少ないようならば、続編は自粛します。
失礼しました。
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by noritaya | 2010-04-06 15:49