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最終日は、最も典型的なNYの遊びをしようと決意した。

ゴールデンユニコーンで飲茶

ワシントンスクエアの辺りを散歩

Book Off

Whole Foodsでフルーツジュース

セントラルパークでごろ寝
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Saigon Grill

毎日幸せでした

ありがとう
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by noritaya | 2010-04-25 14:09
これだけMBAを礼賛しておきながら何だけど、MBAはキャリアアップに役立たないと思う。これが私が2年間MBAに在籍して思ったことだ。

最近MBAを考えている方、MBAを全く魅力的だと考えていない方、何人かと話をする機会が何度かあった。多くの人と話をすることで、少しだけ違和感を感じた。

悩みの多くは、
○今の会社ではそこそこ評価されているし、仕事に大きな不満があるわけではない。
○今までの人生、色々なことにチャレンジしてきて、大方は上手く行っている。MBA受験も高い魅力的な山だと思ったので、一生懸命上ろうとしている。
○山を一生懸命登るのだけれど、ふと立ち止まって考えると、MBAで学べることと、実社会での経験を比較すると、どうしても実社会の経験の方が勝っているように感じる。
○MBAで二年間仕事をしない機会費用と実際の学費を考えると、どうしても絶対的に自分のキャリアにとって、ステップアップに繋がるものには感じられない。

正解である。
全く否定しない。MBAはキャリアアップにはつながらないと思う。

ただ、ここで言うキャリアアップとは、あくまで直線的に上っていくイメージ。例えば日本のヘッジファンドの人が、絶対に将来もヘッジファンドのキャリアを積みたいと考えているならば、その人はMBAに行くことの意味は、相対的にはあんまり無い。

というわけで、「キャリアの線がぶれない人」にとっては、MBAは意味が薄いと思う。

当たり前だけど、MBAはキャリアチェンジの学校なのだ。
「このままでワシは良いのかなあ・・・」って思っている、モヤモヤ人間が来る場所なのだ。ワシの生きる道はコレ!というのが見つかった幸せな人には必要ないのだ。MBAの「ブランド力」なんてたかが知れている。

ここで言うキャリアチェンジとは、何も職業が変わることだけではない。同一の職業でも仕事のファンクションが変わること、別の国で働くなど、ロケーションが換わることも含む。職業、ファンクション、ロケーションに既に強いプリファレンスがあるのならば、MBAに来ることはお金の無駄である。そこに迷いがあるならば、来る価値はある。それだけのことだと思う。

ここに対する勘違いが、役所を中心とする日本企業にあると思う。

彼らの人事部には、「MBAはキャリアアップに繋がるかも・・・」という間違った幻想がある。その幻想と、(仕事よりも勉強の方が楽だったでしょ・・・)という認識のおかげで、MBA派遣後も、派遣前とほとんど同じ職種で、しかも業務量だけ多くなった場所に戻したりしてしまう。

その場合、その人は間違いなく辞めるだろう。

それは「特別扱いしてほしい」というわけでは全く無くて、二年間モヤモヤした中で暮らしたからだ。

卒業後のチェンジに対してドキドキとエキサイティングしている人たちと勉強したからなのだ。

そんな人たちに、「MBAにいったからって特別扱いはしないぞ。とにかく外国で日本では学べない一流のメソッド(そんなものはありません、念のため)と英語力を身につけて、たっぷり自由な時間も持たせてやったのだから、今後ともしっかり働いてくれや」と言ったところ無理な相談なのだ。

というわけで、私の考える社費派遣の企業の今後の対応は、つまるところ二つしかない。

一つは社費派遣そのものを止めること。

もう一つは、MBAに派遣する人に対して、「あなたには、将来は異なったファンクション、例えばマネジメント層になることを期待していますよ。その職種は今まであなたがやってきたこととはかなり異なるし、事前の勉強がモノをいう世界だから、しっかり勉強してきて下さいよ」と明示的に言ってしまうことだ。
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by noritaya | 2010-04-21 14:10
私自身が、留学前に知っとけば良かったなあと思うこと。

○ポジティブのギアを2段階ぐらいあげる
アメリカ人はポジティブ。もちろん人それぞれだけど、平均はかなり高いと思って間違いない。日本では普通の返答でも、ネガティブな要素が入っていると結構普通に心配される。時々、日本から来たCandidateの人がネガティブな質問をするため、その違いにハッと気づくことがある。

○昨日パーティで会った人に軽く挨拶する
パーティではフレンドリーな欧米人。でも翌日すれ違うと、向こうも恥ずかしがって、挨拶せずに何となく通り過ぎてしまうもの。ここは勇気を出して自分から声をかけると吉。これに気づいてからグッと友達が増えた気がする。

自分が出来ていなかったので、反省もこめて。
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by noritaya | 2010-04-20 12:55
大量の本を今日開店したばかりのBook Offに持っていく。45丁目に移ったのだ。しばらく待ったけど、査定は何と96ドル。タクシーで行ったら20ドルもかかってしまったため、思わぬ高額買取で胸をなでおろす。ウヒヒ。

夜はBouleyへ。メニューを頼むとき、Japanese Specialと囁くと、なぜか1人50ドルぐらい割引になるのだ。なぜ?シェフが日本料理が好きだから?良く分からないけど、嬉しい。カニと白身魚とトリュフのシチューみたいなものが衝撃的にンマイ。

その後はTimewarner Buildingの中にあるAllen Hallというジャズクラブへ。
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鏡の向こうにセントラルパークが広がって、タクシーの光の列が窓ガラスに反射する。

Dick Hyman、Judy Carmichael、Marcus Robertsという3人の大御所のジャズピアノ3重奏。
目を閉じると、3人が弾いているなんて信じられない。6本の腕で弾いているかのようなハーモニーだった。
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by noritaya | 2010-04-18 18:26
あとNYも一週間、週末ということで遊びに行こうかと思っていたけど、宿題が多すぎて一日学校に居た。

12時からはTop management processの教授とチームで個別ディスカッション。

この教授、やっぱり奥が深い。90分だけだったけど、この二年間のリーダーシップ論の考え方を総括する上でとっても重要なものだった。

14時からはTurn Around Managementのチームとディスカッション。フランス人、ブラジル人、台湾人、アメリカ人、イタリア人の混合チーム。皆とても仲が良いので、このチームで居るのはとっても心地よい。冗談ばかり言い合っている。

こうやって英語で冗談を言うことも、来る前は想像できなかった。英語が出来ないって死にたくなる毎日はついに終わることはなかったけど、やっぱり少しは英語に対するバーが下がってきているんだな。よし。そう思うことにしよう。

夜は牛角でJBAのメンバーとお別れパーティ。ここに居る仲間には本当にお世話になった。
今年の9月から入学する人にも参加してもらった。嬉しいことです。

4月26日には日本に帰ります。
しばらくは東京に居るので、コロンビアMBAに関心がある人、質問のある人、是非メールを下さい。
可能な限り喜んで対応させていただきます。

メールアドレスは、nori.saka*gmail.comの*を@にしたものです。
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by noritaya | 2010-04-17 14:41
ちょっと前のものから空いてしまった。

結論から言うと、日本のベンチャー企業を増やすために必要なことは、
「起業に対する現実感をどれだけ多くの優秀なワカモノが持てるか」
これがかなりの部分を占めると思うのだ。

前回までの議論を簡単に整理してみる。
今までの多くの議論は、起業のポジティブサイドとネガティブサイドを比較した結果、ネガティブサイドが勝っているために、起業したいけれども起業できない人の存在を前提にしている(ここで言う起業というのは、いわゆるGrowth Ventureのこと)。

イメージにすると、彼らの頭の中はこんな風になっていることを前提にしている。
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そして、日本のベンチャーを増やすためには!という議論になると、何とか左のバーが右のバーより高くなるような方策を一生懸命考えるのだ。

例えば、左のポジティブバーを上げる(↑)ために、
○起業家が尊敬される風土を作るべき
○成功した人がしっかりと利益を受け取れる社会の仕組みを整備すべき
とか、

右のネガティブバーを下げる(↓)ために、
○失敗に寛容な社会、制度を整えるべき
○お金を調達しやすいように、商業銀行は担保主義、個人保証をやめるべき
○起業のやり方を教えてくれる相談窓口を設けるべき、家賃の安いインキュベーションセンターを作るべき
などなど、色々と議論する。これが出来れば起業家が増えるのだと主張する(もしくは、理由を社会とか気質にすることで、無理だということを確認しようとする)。

でもこれって違うと思うのだ。

何が違うって、ここで多数いることが前提となっている、「起業したくても出来ない人」という存在が本当かなあと思うのだ。

極論すると、起業家のケーススタディを読んだり、実際に起業家の人に会ってみると、世の中には、「起業に全く関心が無い人」と「真剣に起業したくて起業した人」がほとんどで、その中間の人って思っているより随分少ない気がするのだ。

簡単に言うと、プレ起業家の頭の中身って、実際はこうだと思う。
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一回真剣に起業してみようと考えると、人間は良い意味で「アホ」になると思うのだ。もちろん、上の表でも書いてある既存の損得勘定が0になることは無いのだけれども、「やってみてえ・・・」という圧倒的な誘惑の前には小さなポーションに過ぎないように感じるのだ。前回のイベントで、リサパートナーズの井無田さんが、「結局、起業は本当に楽しいんですよ・・・」としみじみと言っていた。その時会場は笑いに包まれたけど、これってかなり真実をついている。

起業したいっていう誘惑は、本当に強烈だ。そんなことを考えたことが無い人が想像できないほど強烈なのだ。一度でも真剣に起業を考えたことがある人なら分かると思うけども、アイディアを考えて、それが実際に上手く行くかどうかを考えていると、他のものが全く手につかないほどそればかり考えてしまう。本当に夜眠られないほどドキドキするのだ。

ちょうど先日、起業についてのモチベーションの話を、現在起業の準備をしているクラスの友人二組とする機会があった。友人は「30を超えてあんなに心臓がドキドキすることは無い」「完全にaddictedな状態になる」と言っていた。

要は一度でもその熱にとりつかれると、基本的には、放っておいてもその人は起業する(繰り返しですが、ここでの起業は野心的なGrowthを狙うベンチャーのこと)。尊敬がどうだとか、失敗が怖いとか、そんなことをメインイシューとしてスタバの社長が考えていたとも思えないし、Googleの創業者達が考えていたとは思えない。

じゃあ、どうやったらその起業熱にかかるのか。少なくとも、その入り口に立てるのか。
それは、起業に対する現実感をどこまで持てるのか、にかかっている気がしている。

MBAに来て思いを強くしたことの一つに、環境とか「慣れ」の力ってすげえなあ、ということがある。一度それが普通になってしまうと、意外と人って色々なことができてしまうのだ。

Takさんからもコメントをもらったけども、野心的な起業の例はかなり環境に左右される。例えば、リクルートから独立して、起業する人は異常に多い。ITベンチャー企業の社長が集まると、挨拶の後は、「何年入社?」と聞く人も多い。つまり「リクルートに何年に入社しましたか?」ということ。それぐらい多いのだ。

VCをやっていた人、MBAにいったことがある人、コンサルの経験者、親が事業をやっていた人、または戦後直後などなど、起業家って一定のカタマリから割合的には異常に多く出る。そのコミュニティに属していると、周りの起業した知り合い、実際に起業したOBなんかと実際に話ができる。そうすると、創業に対する現実感が全く変わってくるのだ。

じゃあ、起業に対する現実感をより多くの人が持つためにはどうすれば良いのか。
現時点での答えは二つしかない。

一つは起業家を含んだコミュニティがたくさんあることだと思っている。ただ、このコミュニティは起業家だけで閉じているものであっては駄目で、学生とか、技術屋さんといった人たちまで染み出しながら取り込んでいる必要がある。2年前にシリコンバレーに行った時は、この類のコミュニティの多様さと数に圧倒された。東海岸の大学にいても、この種類のコミュニティは数え切れないくらいあるように感じる。そんな想いが強くて、役所時代にはBEATというコミュニティ作りの手伝いをさせてもらった。

もう一つは大学時点での教育だ。
私は大学時代、起業という選択肢を全く持って現実感がある選択肢として考えられなかった。考えたことすら一度も無かった。単純にその機会が無かったのだ。
私の大学の多くの学生は、まず外資系企業を受けてみて、その後は商社と、都銀と、それ以外の財閥の名前が付いた企業を中心に就職活動する。他は国1か司法試験か公認会計士試験の勉強だ。それ以外のモデルは完全な「異端児」で、比較考慮の対象にすらならない。自分も含めてそういう人がほとんど全てだった気がする。それと比較すれば、アメリカの大学生にとってみて、起業家は現実感がある選択肢なのだ。現に私の同級生でも素晴らしく優秀な友人達が起業している。

もちろん、ベンチャー起業家はマジョリティになりようが無い。それはアメリカでも同様だ。でも、日本でも0.数パーセントは起業に向いた超優秀な人がいるはずだ。残念だけど、現状では、そのポテンシャルを持った大部分の人が、起業という選択肢を考えたことすらないと思うのだ。これってやっぱり変えるべきところだと思うのです。
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by noritaya | 2010-04-15 15:49
引き続いてベンチャー企業の話題。

昨日はコロンビアMBAでJapanese Entrepreneurshipと題したイベントが開催された。ご登場いただいたのは、Japan Tripでも大変お世話になった、アーネスト比嘉さん。コロンビアにも彼の名前のついた部屋がある。もう1人は、リサ・パートナーズの創業者、井無田さん、そして、エレファントデザインの西山さんだ。

このイベントを通じて、日本でベンチャー企業が育たない理由について改めて考えてみた。
ちなみにここでいうベンチャー企業というのは、日本に物凄く多い独立開業のことではない。爆発的なGrowthの野心を持っている「ベンチャー」企業だ。


①政府の支援が無いため、ベンチャー企業が育たない
→ほぼウソだと思う。

実効的な支援が無いのは本当かもしれないけど、それが大きな理由になっているとは思えない。
政府の支援と言った場合、直接的な支援(投資や融資)と間接的な支援(法律などの環境整備)なものがある。
直接的な支援は、先に書いたとおり、政府発では、出来得る限りのベンチャー支援策は行っているように感じる。ベンチャーは、海のものとも山のものとも知れない怪しい「海山」なのだ。皆が理解できないからベンチャーなのだ。そもそも怪しいのだ。「軍事」みたいな強烈な理由をはさまない限り、こんな赤字国家でそんな訳の分からないものに国が税金を投入することに慎重になってしまうのは仕方が無い。

別にベンチャーが大事では無いと言っているわけではない。能力的に政府では難しいと感じるのだ。ベンチャーキャピタリスト達が生死をかけてそれを選んでいるところに、政府が出て行って素晴らしいものを発見できるとは正直余り思わないのだ。物凄い情報の非対称性や、流動性が危機的に少ない状況(物凄い尖がった才能とかはこの例)ならば話は別だけど、正直現在は余りそういう状況にないと思う。

後者の環境整備的な支援については、日本はかなり良いように感じる。最低資本金の引き下げや自由財産(会社が倒産した時に、どこまで経営者に資産を残すべきか)の拡大など、かなりの部分はここ10年で劇的に改善している。ちなみに、アメリカには、シリコンバレーの成功要因の一つとして、「政府が積極的に絡まなかったこと」をあげる人がいるくらいだ。


②投資サイドが弱いからベンチャーが育たない
→そうかも知れない。

これについては、西山さんが強調されていた。日本は商業銀行中心の間接金融が非常に強力な国なので、現状では直接金融で対応せざるを得ないVC投資について、いままでどうしてもおろそかになっていた。エンジェルとかの数もえらく少ないのだ。解決方法は基本的には二つしかないと思う。

一つは、直接金融のプレイヤーを充実させるというアメリカモデルだ。日本のVCは、既存の大企業や金融機関の子会社として出てきたものが多く、海山にはなかなか投資できない。最近は、米系VCの進出や、独立系VCの誕生等、現在もかなり状況は改善してきていると思うけど、やはり組織としてやる以上は例たーステージが基本となるため、まだまだ発展途上の感はある。
アメリカはどうなっているかというと、アーリーステージの本当にやる気とパワポしかありません、という状態の時にでも、↓こういう塚原会長みたいな、ものすごい金持ちがたくさん居て、海山に投資できるのだ。
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分かりやすく言うと、アメリカは物凄い格差社会だからこそベンチャーに金が回っているとも言える。

もう一つの考え方は、間接金融のプレイヤーにこの分野に進出してもらうというもの。「預金を預かる金融機関が・・・」等の批判があることは100も承知だけど、日本の商業銀行は明らかにアメリカのそれよりも優秀な人を集めているし、能力としては可能性があるのではないかなあという気もする。ただ組織のそもそもの成り立ちや遺伝子と反する気もするので、やはりこれも厳しいのかな。


③日本は起業家を尊敬する風土にないから、ベンチャーが少ない
→まあ、そう言えない事もないけど、本当かなあ。

この命題、前半部分だけはあっている可能性はあるのだけれども、接続詞が決定的に違うと思うのだ。つまり、確かに尊敬する風土はないかもしれないけど、それがベンチャーが少ない理由にはなってないと思うのだ。起業家のケースを読んでみても、「respectされたい」というモチベーションでベンチャーをはじめる人って凄く少ない。ましてや、今まで会ってきたEntrepreneur達を見る限り、そういうことにそもそもValueをおいて居ない人ばかりだと感じるのだ。

昔から良く言われることとして、「アメリカでは起業家が最も尊敬されるけど、日本では大企業に入ることが最も尊敬される」と言うものがある。正直、これはかなり怪しい。比較の問題で言えばアメリカの方が軽いと言えるかもしれないけど、一般的には、アメリカでも絶対に大企業に行く方が尊敬される。ビルゲイツでさえ、ジョブズでさえ、ハーバード辞めたり、独立する時は親に真剣に心配されているのだ。ベンチャーを始める人がクレジットカードを作れないのは日本でもアメリカでも一緒だ。アメリカでも日本でも、起業するというのはやはりどこか「変わり者のはぐれメタル」感がある。

アメリカで尊敬されているのは「成功している」起業家なのだ。アメリカに比べればそこまでではないかもしれないけど、日本でもミキタニさんだって、ソンさんだって、すごく尊敬されている。ベンチャー万歳!と2年間教えられ続けているビジネススクールの学生ですら、やはり起業する人というのは極々僅かで、大半が皆が知っているような企業に行くし、一般的にはそれを「Wonderful」と言う。


④日本は失敗を許さない文化であるため、チャレンジできない
→「失敗」と「復帰」の定義によるけども、かなり怪しいと思う。

これについても、アメリカでも同じだ。アメリカの大企業でピカピカの人で、「元起業家です」という人に会ったことがない。一般的には、アメリカでも、失敗した起業家は、また起業するしかないのだ(勿論例外はありますが)。アメリカは日本以上に信用が大事な文化なのだ。

ただ、一つ思うのは、日本よりも「会社人間」の数が少ないというのは何となく本当な気がする。ここで言う会社人間とは、一生懸命働くという意味ではなくて、会社に自分の非常に多くの基盤が乗っかってしまっている人のこと。アメリカでは、会社以外のコミュニティが複数ある場合が多く、そこがセーフティネットになっている気がする。


じゃあ何が原因よ・・・って、長くなったので、また続きは別の機会に。
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by noritaya | 2010-04-08 11:02
役所にいるとき、ITベンチャー企業の育成に関わっていた。

こんな研究会の立ち上げも行った。一人で一から考えた数少ない仕事の一つである。初めはバーチャル・シリコン・バレー(VSV)研究会という名前で始めようとしたのだが、先生の反対にあい、結局ビビッド・ソフトウェア・ビジョン研究会という名前になった。頭文字だけ生き残ったのでちょっと嬉しかった。

正直言って、諸外国と比べて、日本のベンチャー政策は大変充実している。単純に比較することは難しいけれども、どちらが充実しているかぐらいは分かる。金額的、幅広さから言うと、日本より手厚い国なんてなかなか見つからないはずである。

ただ、1点だけ諸外国に比べて絶対に敵わないものがあった。

軍事関連の予算だ。

アメリカを含め、西欧諸国の非常に多くは、軍事関連の政府調達がベンチャー企業から行われている。ベンチャーが持つ非常にニッチで、市場ではすぐに役に立たない技術でも、軍事的に役に立ちそう、ということであれば、すぐに政府が調達する。他国への技術流出を懸念するというインセンティブも働くため、そのバーは非常に低いように感じた。

マンハッタン計画というコンピューターのそもそもの歴史、インターネットやメールの研究等、軍事的な理由で開発された技術は特にIT分野で非常に多いのだ。イスラエルのベンチャーなんかを見ると、驚くほど軍事関連の技術が多い(国全体の軍事費も巨額だ)。

日本は政治的な理由からこれが全くと言って良いほどできない。
これはITベンチャーにとってみるとかなり致命的なのである。

書いてて思ったけど、これってあんまりMBAに関連無いなあ。

もしあんまりヒット数が少ないようならば、続編は自粛します。
失礼しました。
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by noritaya | 2010-04-06 15:49